学校法人 東海大学(教育機関)
Case:LMSクラウド化、スムーズな遠隔授業の実施
導入の背景 | コロナ禍により全学でのLMS利用が増加したが、旧LMSでの対応が困難に |
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導入の決め手 | アクセス制限なく全学で利用でき、優れた操作性、柔軟で選択肢の多いクラウド型のOpen LMSを採用 |
導入後の効果 | スムーズな遠隔授業の実施が可能に、学生も安心して授業に参加 |
2020年9月より学習管理システム「Open LMS」のご導入に携われた東海大学ビーワンオフィス様(旧名称:情報システム部門)および教員様より、新型コロナウィルス感染下のオンライン学習の取り組みについて伺いました。
本導入事例では、新型コロナウイルス感染症対策下でのご苦労された点や、Open LMSの導入経緯・導入後の効果・具体的なオンラインでの授業例等を踏まえつつ、今後のオンラインを活用した学習の取り組みについてご回答いただいております。
Open LMS導入前は、本学でも授業支援システム(旧LMSと呼称)を導入し、一部の授業で利用していましたが、新型コロナウイルス感染症対策により、遠隔授業の実施を余儀なくされました。
既存のシステムでは、全学で一斉に利用することを想定していなかったため、全学生が利用するには性能が大きく不足しており、やむを得ずに他のシステムへの分散や、利用時間の制限を行いながら授業を実施していました。
これにより学生は、授業ごとに複数のシステムを使い分ける必要や、旧LMSを利用した授業では、正規の授業時間に利用できないこと、1日の利用時間の制限が発生し、学生や教員に対して大きな負担を強いておりました。
秋学期の授業も遠隔授業と対面授業の併用を考えていたので、全学で利用できるLMSでの導入の検討を進めました。LMSを選定するにあたり、同時利用者数や利用時間帯などのアクセス制限が最大の問題点であったので、アクセス制限のない利用の提供が可能なシステムであることが第一条件として挙げられました。
次に利用に関しては、操作がわかりやすく、対面授業で行われていた講義手法が反映しやすい、柔軟で選択肢の多いシステムとの要望から、具体的に、マニュアルが作りやすく、導入例が豊富なシステムを検討しました。さらにその中でも、短期間での導入が可能・トラブルに対応しやすいということで、クラウド型のシステムを検討することになりました。
システム導入後はアクセシビリティが保たれるようになり、十分なアクセス数が確保され、スムーズに遠隔授業を行うことができるようになりました。これにより、授業に支障をきたすことは無くなり、学生も安心して授業を受けることができるようになったと思います。授業のプラットフォームとしてOpen LMSが定着しました。
また、従来のLMSではやりにくかった受講者への一斉連絡や、個別の学生と連絡もメッセージ機能でできるようになり、遠隔授業においても、きめ細やかに学生に対応できるようになりました。
全学的には対面・併用の講義が50%以上とすることを目標に、講義準備を行っています。対面の講義や併用の講義においてもOpen LMSの効果的な利用により授業の充実を図っていく予定です。
その中で、Open LMSによる授業が定着してきたため、コロナ禍の状況に鑑みつつ、引き続き来年度も、全学必修科目や教養科目の約半数は、遠隔授業で実施することを視野に入れています。また遠隔授業は、キャンパスを越えての授業履修を可能としますが、全国展開型の東海大学は、この遠隔授業の利点を活かしつつ、今後もキャンパスを越えた遠隔授業の積極的な活用を検討していきたいと考えています。
※本導入事例の全文はパンフレットでご覧いただけます。
導入前の状況や課題、導入の効果に関する担当部門・教員それぞれの立場からの声や、授業における具体的な活用シーンなどの詳細をお知りになりたい方は、事例請求フォームより導入事例パンフレットをご請求ください。
“何よりもアクセシビリティの向上により、使いたいときに使えるようになったことが一番です。クラウドによる安定性、十分な容量などが寄与していると考えられますが、これまでに大きなトラブルもなく、秋学期の遠隔授業を充実したものとして乗り越えることができたことは、このシステムの安定性によるところが大きいと思います。”
― 学校法人東海大学 教員
所在地:神奈川県平塚市北金目4丁目1-1
設立:1946年
学生数:28,328名(2020年5月1日現在)
https://www.u-tokai.ac.jp/
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